2015年01月

バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)

バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータは高潔な美しさと荘厳な構築性を兼ね備えた大聖堂のような総合芸術と言われています。
シェリングの演奏は、端正な表現のなかに高潔な美しさを息づかせたものであり、澄んだ美しい音色や決して崩れを見ることのない緻密なテクニックなどと相俟って、このヴァイオリニストならではの格調が高く深みのある芸風を形作っている。哲学や美学も修めた深い教養に裏打ちされた、厳しい造型と崇高な表現力を備えたシェリングの演奏は、バッハの音楽の偉大さとともに彼の生涯最高の円熟を示すものとなっています。

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つい最近開業した東横INN
日本のどこにもある庶民的な町並みだ

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日本一のディープゾーンと言われる大阪市西成区。西成は、かつては日雇い労働者の町として知られたがバブル崩壊後は公共事業の縮小などで求人が減り、ホームレスになる者が増えた。新今宮駅に近いという交通アクセスの良さと比較的低価格で宿泊できる日雇い労働者向けの宿泊所が海外からのバックパッカーを呼び寄せている。

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西成のランドマークとなる三角公園近くの「なべや」
超微妙な場所にあるが、最近雑誌でとりあげられてから、カップルや女性だけの客も多くなったという
食べログの評価は3.60とかなり高い

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鮪のすきみをいただきながら鍋を待つ
すきみとなっているがどう見てもぶつ切りだ
人気のつまみだけにすぐに売り切れるという

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一番人気の味噌カキ鍋
大ぶりのカキがうれしい

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サイドメニューも豊富で居酒屋としても使える店だ

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若い女性の店員が世話をしてくれてようやくカキ鍋ができあがった

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ガスコンロは相当使い込んだ感じだ

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少し暗くなった頃に「いか焼・たこ焼」の店へ移動する
看板にあるいか焼きの注文はめったにないという変わった店だ

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マスターが最近手に入れたというアメリカ製の珍しいラジオが置かれていた
アメリカと日本では周波数帯が異なるので、80MHzから下の放送局しか入らないという


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マーボ豆腐をアテに焼酎水割りをいただく

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偶然隣り合わせた客と話がはずむ
マスターも会話に絡み、経済、防衛、バイク、ITなどの話題に盛り上がった
初めて会った客同士でも友達になれる不思議な店だ

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名残惜しいが19時前におでん専門店の「成田屋」へ移動した

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おでん一つ100円のところ5つで400円になる
大抵の客は5つ注文している

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今日はこの店の中でライブが行われる日だ
Johnny Blues(ジョニーブルース)と明田和成さんによる最高にソウルフルなライブだ

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6時間飲みっぱなしで、夜9時頃に西成を離れた
この後の記憶はない

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マーラー:交響曲第9番ニ長調

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

マーラー交響曲第9番は死生観の音楽であると言われています。
死は恐怖であると同時に憧憬の彼方にある夭逝と浄化への焦がれとともに透明な喪失感に満ちています。そういうマーラー独特の生と死の痛切な混沌がこの曲から聞こえてきます。
カラヤンの晩年の演奏のいくつかには時として意外に思えるような若々しい感情があります。このライブ録音はそうした芸術と技巧の極みを尽くして彫琢したベルリンフィルの究極のアンサンブルの一瞬一瞬を録音技術の粋を凝らして捉えた極めつけの録音と思えます。
第一楽章は純情と憧憬の告白であり、第二楽章は思春期を脱した肉体の喜びと同時に成熟への畏れと忌避という矛盾した心象風景があります。第三楽章は聖俗の矛盾のなかで乱舞する青春の狂乱の情景で、第四楽章は告別というものではなく死への憧憬と限りない昇華への希求そのものです。
カラヤンのこの演奏には厭世感や終末思想といった二十世紀的なマーラー演奏の固定観念を超えたものがあると思われます。マーラーの音楽が二十世紀の扉を開けたのならカラヤンのこの演奏はその二十世紀の扉を静かに閉じたと言えるかも知れません。

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厳冬の中、神戸空港から羽田へ向かう

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東京ミッドタウンの裏手から赤坂へ向かって歩く

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都内の公園はほとんど歩きつくした
今回は赤坂氷川神社を散策する
赤坂は名前の通り坂の多い土地だ

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六本木交差点
急に人が多くなった

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真昼からラーメンを食べている外人

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品川プリンスホテル
この真冬に、友人の息子さんの結婚式に招待された

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ホテル内の教会で結婚式
いつからか結婚式はキリスト教、葬式は仏式で行うのが多くなった
日本はあまり宗教にこだわらないということか

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披露宴の料理は上品でたいてい口にあわない

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夜になり鮭が生まれた川に戻るように溝の口へ移動する
「かとりや」は満員で今夜は「いろは」で呑むことにした

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この店ではホッピーの焼酎はオリジナルの瓶に入っている

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ねぎまとつくね

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翌日は遅くまで寝て、昼過ぎに上野アメ横に到着

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土産に乾物を買い求める

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羽田空港

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夕暮れ前の雲の上は美しい

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御正忌報恩講法要(ごしょうきほうおんこうほうよう)

京都市下京区の西本願寺に掲げてある仏旗が風に吹かれてたなびいていた

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報恩講とは宗祖親鸞聖人のご恩をしのびそのご苦労を通じて阿弥陀如来の救いをあらためて心に深く自覚させていただく法要です。
親鸞聖人90歳往生の後、聖人を祖と仰ぐ私たちの先達はそれを親鸞聖人の命日にあらため法縁にあずかっていました。以来、聖人の命日の法要は報恩講として浄土真宗の門信徒にとって極めて大切な行事となっています。

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御影堂

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全国から浄土真宗の門信徒が集まり親鸞聖人を偲ぶ

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御正忌報恩講の期間中は、松、菊、南天、五葉松の特別な仏華が供されている

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京都特有の底冷えが厳しいが、天気がいいので宇治へ移動する

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世界遺産・平等院鳳凰堂の大規模修理が昨年(2014年)の9月に終了し柱の塗り替えや瓦のふきかえなどで創建当初の平安の色彩が復元した
天気は最高に良いがこの寒さで拝観する人は少なかった

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ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番『悲愴』、第14番『月光』、第23番『熱情』
ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)

初期の創作活動の頂点をなす、強い表現意志に貫かれた『悲愴』。瞑想や抒情と激しい感情が見事に融合した、詩人レルシュタープが「月光の波に揺らぐ小舟のよう」と形容したことから標題が付された『月光』。中期の最高傑作として知られる『熱情』。アシュケナージが強靭なタッチや切れ味の鋭い技巧、および美しい音色を駆使して、ベートーヴェンの三大ソナタを雄弁な語り口で演奏したアルバムです。アシュケナージの自信に満ちた表現と堅牢な構築性、そして抑制の効いた男性的な抒情性には聴き惚れるほかありません。

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吉祥寺駅からマルイの横を通り井の頭公園方面に歩く

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井の頭恩賜公園
武蔵野の自然を残す雑木林や池が人の心をなごませる散歩に最適な公園です

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例によって池の鴨を見ていたら無性に焼鳥を食べたくなった

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あまり時間が無いがいせやの口開けをねらい並んだ

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店員は韓国人が多くなり店の雰囲気が下品になった

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消費税増税後も焼鳥1本80円の据え置きでありがたい

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焼鳥を堪能した後は中央線で移動する

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らーめん大で締める

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ラーメン、ニンニク、野菜増し
野菜はシャキシャキ感が残りスープもコクが深い完成度の高いラーメンだ

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上野駅に降り立ったら演歌歌手の立花英樹さんが唄っていた
故井沢八郎さん(享年69)の名曲「あゝ上野駅」を48年ぶりにカバーし、東日本大震災復興支援ソングとしてリリースして、上野駅の「ああ上野駅」歌碑の前で毎週のように路上ライブを行うことで有名だ

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日本の高度経済成長を支えた若者労働者たちを『金の卵』と呼んでいた時代
青森発上野行き臨時夜行列車を題材にした名曲『ああ上野駅』が今、時代を越えて蘇る

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モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503、ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595

フリードリヒ・グルダ(ピアノ)
クラウディオ・アバド指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

グルダのピアノとアバド指揮ウィーン・フィルによるモーツァルトのピアノ協奏曲を聴く時間は至上の幸福に触れるように時が流れる。ここでのウィーン・フィルの演奏はまさにリリカルで、弦のつややかな響きはえもいわれぬ美しさである。インプロヴィゼーションやジャズに類稀な才能を発揮するグルダだからこそ、これほどフォーマルな演奏が完璧に決まるのであり、どんなパッセージでもひとつひとつの音は芯から神々しく光り輝いている。

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都営地下鉄大門駅
浅草線で立石へ向かう

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日本一のもつ焼きの名店「宇ち多゛(うちだ)」に10時過ぎに到着
運よく口開けに間に合い、まずはたん生をいただく
コリコリの食感がたまらない

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長老と言われている常連さんの隣に座らせてもらった

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しろとがつの生

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この店では希少な部位となるかしら

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箸休めのお新香

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宝焼酎ともつ焼きが合う

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しろ素焼きお酢

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スムーズに注文できるよう食べたいものをメモっておいた

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もつ焼きを堪能した後は高田馬場へ移動する

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早稲田通りを東へ歩きすすむ

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久しぶりに母校に到着

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政治経済学部の教授となっている同窓から講師就任の誘いがあり、事務方から詳しい話をうかがった

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売店をのぞくと野球キャップとマフラータオルの在庫が僅少となっていたので、思わず買い求めた

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帰りに立ち寄ったラーメン店「らぁ麺やまぐち」
2014年ラーメングランプリに輝いた調理人が、今日本で一番おいしいラーメンと紹介していた店だ

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店内はコの字カウンターで10席ほどだ
食券を渡すと5分ほどで鶏そばが運ばれてきた

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スープを一口飲むと鶏の油の風味が口の中に広がった
鶏の出汁と中細ストレート麺は相性が良く鶏チャーシューも素晴らしかった

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今年最高のラーメンをいただいた後は西新宿を散策する

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京王プラザホテルのダイニングはいつもセレブな客でいっぱいだ
今朝もつ焼きを食べた人はいないだろう

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時間つぶしに都庁展望台から杉並区をながめる

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新宿大ガード西交差点手前では、小柳トム(ブラザートム)似の男が道路の真ん中でタクシー運転手ともめ事をおこしていて交通整理の警官が事情を聞いていた
さすが日本一の歓楽街新宿だ

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夕方は居酒屋「テング」で友人と再会し安否確認を行った

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夜遅くにJR鶴見駅に到着した

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アパホテル横浜鶴見
宿はここしか空いていなかった

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